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2008年 03月
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博物的空間
「オルネドフォイユ」の谷あきらさん著『パリの蚤の市』
乙女な内容でおさまっちゃいません。いやいや、取り上げられているショップに眩暈、博物好きの血が騒ぐ。フランス大好き人間ではないのだが、フランスは博物モノ強いもんで行きたい熱がにわかに高まりつつある。

ひとまずメモ。

マルシェポールベール http://www.e384.com/2001/002/access.htm

 serge miche : allee2 stand119
ドーム型の硝子ケースに6〜7羽の蝶の標本が多数、アンモナイトに動物の骨。

 pierre bazalgues : allee4 stand211
「昆虫標本や骸骨など、科学質のような空間」というキャッチそのままの博物空間的ショップ。
デロールといい、パリにはこんな店が普通にあるのか。羨まし過ぎて卒倒しそう。

 catherine fortin : allee2 stand11
額装された押し花、貝殻のオブジェ、壁一面に配置された昔の壜…
こんな部屋で暮らしたいものです。

 gaignon-horloge : 17bis,Rue Paul Bert
アンティークのパーツが並ぶ時計専門店。
見たことのないようなアンティークの時計の文字盤などが数多く。

他にも旧い書類が無造作に壁に貼られたmartin valli、人体解剖図や鳥・昆虫の細密画、棚に並べられた壜などのディスプレイがあるobjects en transit等々、魅力あふれるショップの数々。
# by cobitgraphics | 2008-03-26 23:51 | 博物
モノクロームの刻印
「知られざる鬼才、マリオ・ジャコメッリ展」
http://www.conversation.co.jp/schedule/mario_giacomelli/
恵比寿、東京都写真美術館にて。

マリオ・ジャコメッリ、この展覧会で初めて知ったイタリアの写真家である。印刷業を営む傍ら写真制作に携わってきたという。まさにこの人の写真は「撮る」よりは「制作」と言うに相応しい。あるがままに撮るよりは心象風景を描くかのように。「生と死」を捉えながらもジャコメッリが心酔した詩を語るが如く。

ことさら唸らされるのはイメージビジュアルとしても扱われている「若き司祭たち」(後に「私には自分の顔を愛撫する手が無い」にタイトル変更)のシリーズで、皆がロンドを踊っているモノクロのリズミカルな構成はそこに深い意味があろうがなかろうが素晴らしい。アートディレクターの井上嗣也氏が手掛けた COMME des GARCONS のPR誌「Six」を連想させた。と同時にやはり、これから彼らが向かい合っていく歳月が、年齢相応の無邪気さとエネルギーを持つ彼らの姿に重なり合ってきて複雑な気持ちになる。

この展覧会の「また見つかった、永遠が」というコピーは特にジャコメッリの写真を的確に言い表わしているかと問えばピンと来ない気もするが、言葉として好きだ。

http://www.mariogiacomelli.it/

# by cobitgraphics | 2008-03-25 16:00 | 展覧会:写真
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